「べっぴんさん」村田昭一(平岡祐太)のモデル村井完一は軍人だった

連続テレビ小説「べっぴんさん」村田昭一のモデルになったのが村井完一です。
ファミリア創業者4人のひとり、村井ミヨ子の夫です。

完一は歳の離れた病弱な妻を気遣いながら、働くことも応援しました。

村井完一とはどんな人だったのか紹介します。

「べっぴんさん」の村田昭一

坂東すみれの女学校時代の友人が田坂君江。のちに村田昭一と結婚します。

結婚相手の村田昭一は銀行員。
君江とは恋愛結婚して、二人の間には長男がうまれました。でもそのあと昭一に戦争に行ってしまいます。戦後、昭一は無事に帰ってきました。

昭一は母親と一緒に暮らしています。「べっぴんさん」では嫁姑問題は君江の担当になってるようですね。母親に弱いちょっと頼りない夫が昭一のキャラクターになりそうです。

病弱な君江のことを心配しますが、生きがいが必要なのだと思い君江が働くことを認めます。昭一は勝二とともにはじめから妻たちの仕事を応援する立場。後に坂東紀夫も加わって夫三人組は妻たちの仕事を応援します。

次はモデルとなった村井完一について紹介します。

 村井完一

名前:村井完一(むらい かんいち)
生年:明治43年(1910年)
生誕地:大阪府大阪市

大阪の船場で代々続く旧家です。
大坂経営大学経営学部を卒業後、軍人になりました。結婚したとき完一は陸軍中尉でした。
つまり、徴兵された兵隊じゃなくて。兵隊を指揮する職業軍人なんですね。
終戦時には国内にいました。

昭和19年(1944年)、中井ミヨ子と結婚。
ところが、13歳も歳が離れているのでミヨ子は「村井のおじさまと結婚するのはイヤ」といって抵抗していました。いつ帰ってきてもいいという父親の説得でようやく結婚したのです。完一としても複雑な心境だったでしょう。

完一は軍人だったので厳しそうなイメージがあるかもしれませんが、病弱な妻を気遣う優しい夫だったようです。

村井家は古風な家柄だったので、西洋式の生活に慣れたミヨ子には慣れない部分もあり大変な日々だったようです。

戦後、軍人だった完一は仕事がなくなります。
完一は会社員として新たな生活をはじめました。

ミヨ子が坂野惇子に誘われてベビーショップを始める時も「いつまで続くかわからないが、迷惑をかけない程度なら」と完一は賛成しました。

ところが、ミヨ子の主治医から「それ(働くこと)は自殺行為に等しい」といわれ完一は反対にまわります。ミヨ子の父・中井栄三郎から「今の世の中は女性も家の中にとじこもるべきではない」と説得され、ミヨ子が働くことを条件付きで認めます。

働くのは週に3日。10時から16時までと体に無理のない範囲で働くことでした。

妻が働くことに賛成するのは、元軍人という経歴から意外に思われるかもしれませんが。完一は柔軟な考えを持っていたようです。

毎日5時になると、完一は会社の帰りにミヨ子を迎えに行きました。
惇子に会釈をして「ミヨ子はもう寝る時間なので」といって連れて帰りました。

それでもミヨ子は月に一度は熱を出して休みました。でもしだいにふた月に一度、4か月に一度というふうに、休む回数が減り。やがて毎日出勤できるようになりました。

これには完一はよころんで、ミヨ子が働くことを積極的に応援しました。ミヨ子たちの店の伝票の整理を手伝うこともあったようです。

ファミリア設立時に、坂野通夫が妻たちの店を大きな建物に移して会社にしてはどうかと相談したときは完一も賛成しました。

坂野通夫がファミリアの社長になると、完一はファミリアの監査役になります。昭産商事の顧問も務めました。

「べっぴんさん」村田昭一と村井完一はどう違う?

村井正一とミヨ子は歳の差が13歳離れ、親の決めた結婚でしたが。村田昭一と君江はあまり歳が離れてなく恋愛結婚です。小澤勝二と良子の設定が15歳離れていることになってるので、小澤勝二のモデルにもなったかもしれません。

村井完一は軍人です。ドラマの村田昭一は銀行員なので職業も違います。

村井家は旧家なので古いしきたりが残っています。ドラマでは完一の母・琴子が君江が働くことに反対したりすます。モデルになった村井家の雰囲気を残してるかもしれません。

ドラマでは夫3人組の一人として妻たちの仕事を応援したり、時には意見したりします。

ファミリアの創業者4人の夫4人組の一人として、完一もベビーショップにかかわってきます。