西郷龍右衛門ときみ、西郷隆盛の祖父母とは

大河ドラマ「西郷どん」で大村崑さん演じる西郷龍右衛門は吉之助(西郷隆盛)のおじいさん。孫の吉之助に期待をかける温厚なおじいさん。

水野くみさん演じる西郷きみは、吉之助のおばあさん。吉之助を西郷家の先祖「無敵斎様」と信じています。

西郷龍右衛門と西郷こと のモデルになった西郷隆盛の祖父母についてわかりやすく紹介します。

西郷龍右衛門(さいごう りゅうえもん)

本当の名前は西郷 隆充(さいごう たかみつ)。
龍右衛門は通称です。号は遊山。

薩摩藩の城下士。代々島津家に使える島津藩士。

あまり出世はできず、息子の吉兵衛隆盛の方が出世しました。

嘉永5年7月18日(1852年9月1日)。亡くなりました。

隆充の父・吉兵衛は太刀流剣術の門人で城下では有名だったといいます。

そのため、隆充の息子で吉兵衛が「剣の達人で赤山靭負の介錯をした」という噂ができました。名前が同じだったので間違って広まったのでしょう。

隆充や息子の吉兵衛が太刀流剣術を学んだかは不明です。

息子には西郷吉兵衛(隆盛の父)、大山綱昌(大山巌の父)がいます。

自身は出世しませんでしたが二人の息子からは西郷隆盛・従道強大、大山巌など、幕末の薩摩藩や明治政府の要人がでています。

西郷きみ

ドラマでは「きみ」となっていますが、本当の名前は伝わっていません。

日置郷士・四本氏の娘。

四本義照の姉。四本大清院の妹です。

日置郷は島津家の分家・日置島津家の治める領地です。日置島津家は戦国大名・島津貴久の三男・島津歳久が初代です。

日置島津家の分家が赤山家です。

西郷家は貧しかったため、隆盛の祖母(ドラマではきみ)は日置島津家に出入りして米塩などを分けてもらっていたといいます。

息子の吉兵衛も、日置島津家と親しくなったらしく、日置島津家や赤山家の御用人となりました。

日置島津家や赤山家とのつながりは家系的にも精神的にも西郷家にとっても大切な縁でした。

のちに赤山家はお由羅騒動で当主の赤山靭負が切腹してしまいます。若き日の西郷隆盛にとっても大きな事件となったのでした。