大河ドラマ「真田丸」のテーマ曲は 服部孝之さんです。
「半沢直樹」「HERO」「のだめカンタービレ」などのヒット作を手がける作曲家です。
大河ドラマでは「新撰組!」以来となります。
「新撰組!」では 三谷幸喜 とのコンビでしたが、意外にも二人がコンビを組むのはそれ以来ということです。
前回とは違った化学反応が起きることを期待したいです。
真田丸の音楽は人間らしさアナログさ
数々の人気作を手がけた服部さんでも「新撰組!」とは違ったものを作るために苦労したようです。「新撰組!」に対する思い入れが強すぎたんですね。
でも、スタッフとの打ち合わせで「アナログ回帰」「どろくささ」というキーワードが出てきました。ドラマのコンセプトにあったものができるんじゃないかとインスピレーションをうけたそうです。
シンセサイザーなど電子楽器は使わずに、人間の演奏する生の音だけで曲作りがしたいという思いはあったのでその方向でいこうということになったみたいですね。
今回、題字は左官の 挟土秀平さんがてがけます。
このタイトルは土に直接描いたものなんです。
CGじゃないんですよ。
CGじゃランダムな土の質感や模様は出せませんからね。
この題字を土壁に描くということを聞いた、服部さんはヴァイオリンの音が合うんじゃないかと思ったようなんですね。
弦を震わせて音を出す弦楽器には野性味というか躍動感のようなものがあります。
メインテーマではヴァイオリン以外にも尺八をつかわれてますね。
最初聞いたときは、ちょっとインパクト弱いかな?もうちょっとメリハリがあったほうがいいんじゃないかな?と思ったんですが。
ドラマを見て、何度か聞いてると。大坂の陣の華々しい幸村の活躍だけではない、戦国の世で生き延びていく真田家を表現したんだと思えて来ました。
嵐に揉まれる小船のようなイメージ。そういえばドラマの「真田丸」というタイトルにもそんな意味が込められていましたね。
それに、このテーマ曲なんだか耳に残ります。洗脳されてるのかな?それだけドラマのイメージにあっているということなんでしょう。
メインテーマ以外ではBGMでは薩摩琵琶、篠笛という和楽器をつかって、厳しさと和風な感じと表現したようです。
壮大なオーケストラとヴァイオリンのソロ、間に入る尺八の音が、大国に囲まれて地道なサバイバル作戦をおこなっていく真田家の運命を象徴しているようです。
ドラマを盛り上げるうえでも、音楽の力って大きいですから。
よい音楽に恵まれないとドラマも盛り上がらないんですね。
今回の音楽には期待できそうです。
真田丸 サウウンドトラック 発売中
2月24日にはサウンドトラックも発売されますよ。
収録曲
1. 真田丸 メインテーマ
2. 作戦決行
3. 出港! 真田丸
4. 後に日本一の兵と呼ばれる男
5. 四面楚歌
6. 忍
7. ふたりでひとつ
8. 行軍
9. 作戦成功
10. 落城
11. 栄華盛衰
12. 陽はまた昇る
13. 岐路
14. あこがれ
15. 小国がゆえ
16. 偉大な背中
17. 絆
18. 時代を作った男たち
19. 祈り
20. 家康という男
21. 戦国狂想曲
22. 激戦
23. 静心なく
24. 軍略
25. 動乱
26. 謀反
27. 首桶
28. 六文銭
29. 真田の郷
30. 真田丸紀行
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