祐椿尼は井伊直虎の花親です。
大河ドラマ「おんな城主直虎」では千賀の名前で登場しています。
同盟のために今川家の家臣の家から敵対していた井伊家に嫁ぎました。井伊家の男たちが次々となくなっていくと、井伊家の年長者として生き残りのために娘・直虎を当主にして支えていきます。
祐椿尼とはどんな人だったのでしょうか。
祐椿尼のおいたち
名 前:不明
出家後:祐椿尼(ゆうしゅんに)
戒名:松岳院
生 年:不明
没 年:(1578年)
兄:新野親矩
夫:井伊直盛
子:直虎
今川家家臣。新野左馬介の妹。
今川家と同盟の証として井伊家に嫁いできました。
夫・直盛との間には一人娘・直虎がいます。
直盛が桶狭間の戦いで戦死後は出家して祐椿尼と名乗りました。
永禄5年。井伊家を継いだ直親が若くして亡くなってしまいます。残された虎松はまだ幼く井伊家の当主は務まりません。
そこで、祐椿尼は南渓和尚と相談して娘の次郎法師を井伊家の当主にすることを決めます。
永禄11年。龍潭寺の松岳院に移り住みます。
天正3年(1575)。井伊直政の徳川家康へ出仕が決まると、直虎と共に小袖を与えました。
天正6年7月。亡くなります。戒名は松岳院殿寿窓祐椿大姉。
演じるのは財前直見
大河ドラマ「おんな城主直虎」では、祐椿尼の名前は千賀となっています。演じるのは財前直見さん。政略結婚ですが、夫婦の仲はよく男児ができないことを心苦しく思ってるようです。気丈でしっかり者なところが財前直見さんにあってるかもしれません。
主な参考資料
梓澤要,城主になった女 井伊直虎
石田正彦,おんな城主 井伊直虎 その謎と魅力,アスペクト
楠戸義昭,この一冊でよくわかる! 女城主・井伊直虎 PHP文庫
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