大河ドラマ「光る君へ」第2話あらすじと感想ネタバレ

光る君へ

大河ドラマ「光る君へ」第2話 めぐりあい のあらすじと感想の紹介です。

初回放送:2024年1月14日。

平安時代を舞台に「源氏物語」の作者・紫式部(まひろ)の生涯を描いたドラマ。

下級役人の子・まひろ(後の紫式部)は本が好きで漢文も読める文学少女。

まひろの父・藤原為時は優秀な学者ですが、なかなか官職につくことができません。

母・ちやははそんな為時を支えています。

ところがある日、まひろは母とお礼参りに行った帰り。藤原道兼と出会ってしまいます。怒った道兼は母を殺してしまうのですが。

父・為時は兼家を恐れてちやはは病死したことにするのでした。

 

PR

主な登場人物

・まひろ/紫式部
演:吉高由里子
ドラマのヒロイン。源氏物語の作者。

・藤原道長
演:柄本佑。
藤和兼家と時姫の三男。

・藤原為時(ふじわらの ためとき)
演:岸谷五朗
まひろ(紫式部)の父。

・太郎
演:高杉真宙
まひろ(紫式部)の弟。

・藤原宣孝(ふじわらの のぶたか)
演:佐々木蔵之介
為時の友人。

・藤原兼家(ふじわらの かねいえ)
演:段田安則
右大臣。九条流藤原家当主。道長の父。

・藤原詮子(ふじわらの あきこ)
演:吉田羊
兼家の娘。道長の姉。円融天皇の女御。

・円融天皇(えんゆうてんのう)
演:坂東巳之助
64代天皇。

・師貞親王(もろさだしんのう)
演:本郷奏多
皇太子、後の花山天皇

・藤原道兼(ふじわらの みちかね)
演:玉置玲央
兼家と時姫の次男。道長の兄。

・藤原実資(ふじわらの さねすけ)
演:秋山竜次
蔵人頭(秘書室長)。小野宮流藤原家。九条流のライバル。

 

PR

第2話 めぐりあい あらすじ

6年経過

母ちやはの死から6年が経ちました。

15歳になったまひろは成人式にあたる裳着の義を行いました。父の友人・宣孝も出席しています。

まひろは母が殺害されたことを隠して右大臣家に仕える父・為時を許さず。二人の関係は冷めたままでした。

弟の三郎はあいかわらずの勉強嫌いです。

 

代筆業をするまひろと役人になった道長が再会

まひろは街の絵師の所で恋文や歌の代筆をしていました。家にいても息苦しさを感じ、代筆をして様々な人になりきって文や歌を作っているときだけが生きがいを感じられるのでした。

三郎は元服して道長と名のり。従五位下・右兵衛権之助という官職を得ています。

円融天皇に嫁いだ姉・詮子あきこは皇子の懐仁親王やすひとしんのうを産みましたが。円融天皇との関係は冷めていました。

兼家一家の権力は拡大。円融天皇は力を持ちつつある兼家を警戒して詮子を遠ざけていたのでした。

兼家は円融天皇が詮子ではなく遵子のぶこを中宮にしたのが気に入りません。詮子と懐仁親王を実家の東三条殿に戻らせ。懐仁親王を人質にして円融天皇を退位に追い込もうと考えていました。

詮子は父の考えには賛成できず、なんとか円融天皇の寵愛を取り戻そうと文を送ります。

まひろは偶然街で散楽を見物していた三郎(道長)と出会います。「あのとき来なかったのはなぜか」と聞く三郎に、まひろは本当の理由を答えませんでした。まひろは絵師のところで代筆をしていると話て別れました。

 

道兼の陰謀

円融天皇が数年ぶりに詮子のもとを訪れました。ところが文をよこした詮子に対し、将来・国母(こくも)となる身でありながらはしたないと怒ります。詮子は実家の東三条殿に戻ると言ってその場を去ってしまうのでした。

道長の父・兼家は次男の道兼を呼び出しました。女房を手懐けて天皇の食事に薬を入れて弱らせろ。と密命を与えます。兼家は6年前に道兼が人を殺したのを知っており、口封じのために従者も殺したと言います。秘密を知られた道兼は父に従うと誓うのでした。

 

まひろのせいで道長が捕まってしまう

まひろは父に代筆をしていたのがバレてしまいます。外出禁止になりますが、見張りが寝ている間に外出。道を歩いていると若い男がぶつかってそのまま走り去っていきました。

次に放免(ほうめん)がやってきて男が逃げてこなかったか聞きました。まひろは違う方向を指しました。すると放免はその方向にいた男を捕まえました。

ところが捕まった男は三郎でした。まひろはその人は違うと言うのですが。

 

国母(こくも)=天皇の母。
放免(ほうめん)=検非違使庁の下級役人。犯罪者を捉える人。警察官。

 

PR

光る君へ 感想と解説

役者さんが交代

今回から まひろは吉高由里子に、三郎/道長の柄本佑に。三郎、師貞親王も役者さんが交代しています。

道長の母・時姫役はすでに亡くなったことになっていて三石琴乃さんも出番なし。残念。

吉高由里子さんのまひろ(紫式部)。なかなかいいかもしれない。平安時代の雰囲気に合いそうですね(現実の平安時代じゃなく現代人が持つイメージということね)。

それにしてもまひろの父の友人の宣孝(佐々木蔵之介)はどうみてもおじさんですよね。実際にも宣孝は紫式部の父・為時と一緒に働いていたこともあり親しかったようです。紫式部とは20歳近く歳が離れていたらしいのでこういう感じなんでしょうけど。

ドラマではどういう経緯で二人をくっつけるつもりなんだろう?と気になります。

代筆をするまひろに作家の才能が

成長したまひろは代筆業をして文や歌を作っています。万葉集の時代から恋文や歌を代筆する人は存在しました。後の時代にはそれを仕事にしている人もいます。親しい人の代わりに書くこともありますし、落ちぶれた貴族が副業ですることもありました。為時がしててもおかしくないですが、学者としてのプライドが許さないのでしょう。

まひろは「様々な人になりきって歌を読むのが楽しい」と言ってます。源氏物語には700以上の和歌が載っていて、後の時代の歌人は和歌の教科書にしていました。全て紫式部が作ったのではありませんが多くは自分で作ってるはずです。こういう経験が後の物語作りに役にたったという設定なのでしょう。

源氏物語は大長編物語ですからすぐに書けるわけではありません。書いた人の経験や知識の集まりです。ドラマではそんな源氏物語につながるキーワードが隠されているようです。

そういえば「夕顔」というキーワードが出てきましたね。まひろが代筆した歌は源氏物語の中で夕顔と光源氏のやりとりにつかわれたもののアレンジ。

つまりドラマの中ではこのときの経験が後の源氏物語の夕顔のエピソードのネタになるのでしょう。

詮子と円融天皇の関係は?

詮子(吉田羊)が円融天皇から冷たくされていますけど実際にこうだったかどうかはわかりません。

でも実際の円融天皇は兼家が嫌いでした。詮子が嫌いというのではなくて、兼家に権力をもたせたくないんですよね。

円融天皇を演じている坂東巳之助さんは立場や当時の人の価値観を優先して演じているそう。現代の一般人が理解できるような人間らしさ・庶民らしさはあえて見せないようにしているようです。そのぶん冷たく感じるかもしれませんけど。リアリティを出すとこうなるのでしょう。

そして兼家の円融天皇追い落とし作戦が始まりました。薬を盛ったのは脚色ですけど。親王を人質にして円融天皇を退位に追い込んだのは事実。兼家もヒドイやつです。

 

大河ドラマ「光る君へ」第3話あらすじ

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました