光る君へ:第9話 遠くの国 のあらすじと感想

光る君へ

大河ドラマ「光る君へ」第9話 遠くの国 のあらすじと感想の紹介です。

 

打きゅうを見物した後。倫子たちはその話題で盛り上がりました。でもまひろは斉信たちの言葉が忘れられません。

道長たちも東三条院で宴をひらきました。兄弟ということで参加した直秀も一緒です。

源雅信たちは義懐の横暴をこれ以上許せないと藤原兼家に話していました。すると兼家は息子の道長を源雅信の娘・倫子に婿入りさせてほしいと言います。でも雅信は即答を避けるのでした。

その後。兼家は宮中で倒れました。花山天皇は喜び、詮子たちも万が一のことを考えています。

為時のもとに道兼が訪れ、父から可愛がられたことがないと打ち明けます。その後、道兼は酒を飲みたいと言って為時の屋敷にやってきました。まひろは母の仇と会うことになったのですが・・・

 

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主な登場人物

・まひろ/紫式部
演:吉高由里子
ドラマのヒロイン。源氏物語の作者。

・藤原道長/三郎
演:柄本佑。
藤和兼家と時姫の三男。

・藤原為時(ふじわらの ためとき)
演:岸谷五朗
まひろ(紫式部)の父。

・藤原惟規(ふじわらの のぶのり)
演:高杉真宙
まひろ(紫式部)の弟。

・藤原宣孝(ふじわらの のぶたか)
演:佐々木蔵之介
為時の友人。

・藤原兼家(ふじわらの かねいえ)
演:段田安則
右大臣。九条流藤原家当主。道長の父。

・藤原詮子(ふじわらの あきこ)
演:吉田羊
兼家の娘。道長の姉。円融天皇の女御。

・花山天皇(かざんてんのう)
演:本郷奏多
65代天皇。

・藤原道兼(ふじわらの みちかね)
演:玉置玲央
兼家と時姫の次男。道長の兄。

 

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第9話 遠くの国

2024年3月3日放送

直秀の死

道長の屋敷・東三条殿に入った盗賊は直秀たち散楽一座の者たちでした。道長は直秀たちの命は取らず検非違使に引き渡しました。

まひろは姫たちの集まりの帰り、直秀の隠れ家を訪問。ところがまひろは盗賊仲間と間違えられて連行されてしまいます。

道長が獄に訪れ直秀たちの処分を軽くするよう賄賂を渡していましたが、そこにまひろが連行されてきたので助けました。

直秀たちが放免されると知り道長とまひろは見送ろうとしますが、すでに鳥辺野に行ったと聞かされます。道長たちが鳥辺野に行ってみるとそこには変わり果てた姿で直秀たちが倒れていました。二人は言葉を無くし、直秀たちを埋葬するのでした。

 

花山天皇の退位へ向けて動き出す兼家一家

道兼は自らの身体を傷つけ兼家から嫌われているふりをして花山天皇の信頼を得ることに成功していました。

花山天皇は側近の義懐(よしちか)から早く女房と子を作るように言われています。でも花山天皇は忯子(よしこ)が忘れられずにいました。そんな花山天皇に対して道兼は同情するふりをしてさらに花山天皇の信頼を得ます。

詮子(あきこ)が兼家を看病していると突然、兼家が目を覚ましました。兼家は内裏で倒れた後、意識を取り戻していましたが。安倍晴明の策を採用して寝たふりをしていたのです。

兼家は子どもたちを集めると全力で花山天皇を退位させるための策を実行すると宣言するのでした。

 

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感想

 

直秀たちがあっけなく死んでしまいました。道長が余計なことをしなければ腕を折られるかむち打ちにはなったけど命までは取られなかったのに。何人もの賊を放免するのは手続きも面倒なので検非違使の長は殺してしまったのでした。

それはそうとして。直秀たちが死んだ悲しさも衝撃もあまり伝わってきませんでした。あらすじでは二人は驚きのあまり言葉が出ず。手をあわせた後、埋葬。道長は自分の行いを悔やみ二人して泣く事になってます。シナリオは悪くないと思いますが演出が下手です。

そして藤原兼家の花山天皇退位作戦が始まりました。ドラマでは兼家が安倍晴明(あべの はるあきら)の策を採用。晴明も積極的に花山天皇の退位に関わっている。という設定です。

史実では花山天皇の退位に安倍晴明がどこまで関わっているのかは不明です。晴明も何らかの関係があったのでは?と考える研究者もいます。

でもそういった説やドラマの描き方は後の時代に作られた「凄い安倍晴明(あべのせいめい)」のイメージに引っ張られすぎ。

道長の時代ならともかく。従五位の中堅官僚に過ぎないこのころの晴明が自ら権力争いに関わり右大臣・兼家を動かすほどの人物だったとは思えません。個人的には上級貴族の権力争いに巻き込まれる専門職の悲喜こもごもを描いてほしかった。伝説を引きずって白を黒にひっくり返しただけではつまらない。と思ったりもしますが期待し過ぎかな。

兼家はもっと腹黒さを出して、道長はそれをみてどう思うかというのを描いたほうが面白いのでは?と思ったりもします。

さて、次はいよいよ花山天皇の退位になりそうです。どのように描かれるのか楽しみです。

 

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